当センターの高校3年生、上村悠翔くんが企画・主催した素晴らしいイベントについてご報告します。
一人の高校生の想いから生まれたイベント
8月21日(木)、岡山大学教育学部で「障害を持っている子の学習保障と学習支援について考えよう」をテーマとした特別支援教育クロストークが開催されました。主催したのは、奉還町学習センターで学ぶ鹿島朝日高校3年生の上村悠翔くんです。
上村くんがこのテーマに関心を持ったのは、重度心臓病を患う妹さんとの関わりがきっかけでした。妹さんが学校に通えない中、特別支援学校と岡山大学附属病院が連携してオンライン授業を実現。その経験を通じて、「ハンディのある子の学習保障」について深く考えるようになったのです。
「みんないっしょに違うことをする」からの学び
奉還町学習センターでは「みんないっしょに違うことをする」をコンセプトに、一人ひとりの興味や関心に合わせた探究学習を大切にしています。上村くんも自分のペースで学習を進める中で、このテーマを探究学習として選択。単なる調べ学習にとどまらず、実際に行動に移したいという強い想いから、今回のイベント企画に至りました。
充実した内容と温かい交流
当日は岡山県内の中高生11名、特別支援教育関係者10名の合計21名が参加。上村くん自身の体験談に始まり、特別支援学校の先生方からの貴重なお話、そして参加者同士のディスカッションまで、内容の濃い2時間となりました。
話題提供者として、岡山県立岡山東支援学校の新碧先生、元同校教諭で現在は障害者自立支援員として活動されている林卓志さん、同じく元同校教諭の関野雅紀子さんにご参加いただきました。また、岡山大学教育学部の桑原敏典教授と学生の皆さんにもサポートしていただき、高校生にとって貴重な学びの場となりました。
参加者の心に響いた言葉
参加した中高生からは、「普段、障害のある人との関わりがあまりない中、まずは知ることが大切だと思った」という感想が寄せられました。この言葉からは、イベントの目的である「障害理解の促進」と「理解者を増やす」ことが確実に達成されたことが伺えます。
夢に向かって歩み続ける上村くん
上村くんは将来、特別支援学校の教員になることを目指しています。今回のイベントを通じて得た経験と確信は、きっと彼の将来の道筋をより明確にしたことでしょう。
奉還町学習センターで学ぶ生徒たちは、それぞれが自分のペースで、自分の興味のあることを探究しています。上村くんのように、身近な体験から社会課題に目を向け、実際に行動を起こす。そんな主体的な学びが、ここでは日常的に行われています。
商店街に響く、新しい学びの形
奉還町商店街の賑わいの中にある学習センターから、今回のような素晴らしい取り組みが生まれたことを、私たちスタッフ一同とても誇らしく思っています。
上村くんの妹さんへの愛情と、障害のある子どもたちの学習権を守りたいという純粋な想い。それが多くの人の心を動かし、こうして大きな学びの輪を作り出しました。
これからも奉還町学習センターでは、生徒一人ひとりの「学びたい」という気持ちを大切に、それぞれの夢に向かって歩む姿を支えていきたいと思います。
明日も商店街の温かい雰囲気の中で、新しい学びが生まれることでしょう。
奉還町学習センターでは見学・体験を随時受け付けています。お気軽にお問い合わせください。
【お問い合わせ】
奉還町学習センター
岡山市北区奉還町3-1-30 SGSG
Tel: 086-897-2476
E-mail: info@sgsg.work
0コメント