こんにちは、SGSGスタッフです。11月26日、奉還町商店街に中高生たちの熱気あふれる声が響きました。フリースクール107と奉還町学習センターの合同企画「たこプロ奉還町」のキックオフです。
「自分たちのたこ焼き屋」をゼロから作る挑戦
「たこプロ奉還町」は、中高生だけで1日限定のたこ焼き屋を運営するプロジェクトです。ただ販売するだけではありません。味、見た目、値段、そしてお店の名前まで、すべて自分たちで決めていきます。
「どんなたこ焼きなら、人が食べてみたくなるだろう?」
「どうしたら、お客さんに喜んでもらえるだろう?」
こんな問いを出し合いながら、本番の12月21日(日)に向けて、11月26日から毎週1回のワークショップで準備を進めていきます。
講師は「たこやきボランティア」の長橋さん
このプロジェクトを導いてくださるのは、岡山県内で「たこやきボランティア」を行っている長橋こうすけさん。初回のオリエンテーションでは、長橋さんの経験を交えながら、参加者全員で「たこやき屋を運営するのに必要なこと」をディスカッションしました。
7名の中高生が集まった初日の様子
初回には、中学生と高校生あわせて7名が参加。最初は少し緊張した面持ちでしたが、話し合いが進むにつれて、次々とアイデアが飛び出します。
「原価計算ってどうやるの?」
「お店の場所はどこがいいかな?」
「SNSで宣伝したほうがいいんじゃない?」
長橋さんが投げかける問いに、参加者たちは真剣に考え、意見を出し合っていました。お金の管理も自分たちで行うため、利益が出た場合の使い道についても、後日みんなで決めていくことになります。
商店街のたこ焼き屋で「市場調査」
「まずは、既存のたこ焼きを知ろう!」ということで、参加者たちは商店街内にあるたこ焼き屋さんへ。実際にたこ焼きを買ってきて、みんなで食べ比べをしました。
「このソースの味、けっこう濃いめだね」
「この大きさで、この値段なんだ」
「形がきれいに丸くなってる!」
味、形、値段…。一つひとつ丁寧に観察しながら、自分たちのたこ焼きをどう差別化していくかを考える、貴重な「市場調査」の時間となりました。
商店街で学ぶ、起業のリアル
このプロジェクトの魅力は、商店街という「本物の場所」で、「本物のお店」を運営できること。教科書では学べない、リアルなビジネスの面白さと難しさを、中高生たちは体験していきます。
フリースクール107も奉還町学習センターも、「みんないっしょに違うことをする」ことを大切にしています。学年も通っている場所も違う中高生たちが、一つの目標に向かって協力する。そんな経験が、きっと参加者一人ひとりの成長につながるはずです。
次回は12月2日!本番まであと3週間
次回のワークショップは12月2日の予定。本番の12月21日(日)まで、あと3週間あまりとなりました。これから、具体的なメニュー決め、価格設定、宣伝方法など、やることは盛りだくさんです。
中高生たちが作る「たこプロ奉還町」のたこ焼き、どんな味になるのでしょうか。本番当日が、今から楽しみでなりません。
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「たこプロ奉還町」出店日
2025年12月21日(日) 奉還町商店街内
興味のある中高生の皆さん、まだ参加できます!ワークショップの見学も大歓迎です。
お問い合わせ
SGSG(フリースクール107・奉還町学習センター)
岡山市北区奉還町3-1-30
Tel: 086-897-2476(担当:右田)
E-mail: info@sgsg.work
商店街という「生きた教室」で、一緒にたこ焼き屋を作ってみませんか?
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