「自分たちで決める」修学旅行

12月上旬、生徒たちが企画した1泊2日の修学旅行に行ってきました。今回の旅行の特徴は、なんといっても「生徒たちが立てたプランに、先生がついていく」というスタイル。行き先から宿泊先、訪問場所まで、すべて生徒有志が話し合って決めました。

「自分たちで決める」修学旅行

「神戸と大阪、どっちも行きたいよね」「アトア、絶対行こう!」

企画会議では、生徒たちが夢中になって旅行プランを練っていました。通常の学校行事とは違い、自分たちで予算を考え、スケジュールを組み、訪問先を選ぶ。この過程そのものが、大切な学びの時間となりました。

「先生、これで大丈夫ですか?」と不安そうに見せてくれた企画書は、細かいタイムテーブルまで書かれた力作。生徒たちの真剣さが伝わってきます。


韓国料理とアトアでの時間

1日目の昼食は、参加者全員で韓国料理を囲みました。「このチヂミ、めっちゃ美味しい!」「私、トッポギ初めて食べた!」賑やかな食卓を見ていると、普段の学習センターでの休憩時間を思い出します。

食後に訪れた劇場型アトアリウム「アトア」。平日ということもあり、人も少なくのんびりと鑑賞できました。

「この水槽、すごい…」

色とりどりの海の生き物たちを前に、生徒たちは時間を忘れて見入っていました。幻想的な光と水の空間は、日常を離れた特別な体験となったようです。


それぞれの「自由」を楽しむ

その後はグループに分かれて自由行動。南京町を散策するグループ、推しのグッズを買いに行くグループ、カフェでゆっくり過ごすグループ…。ここでも「みんないっしょに違うことをする」という、私たちのセンターらしさが表れていました。

「南京町の肉まん、3個も食べちゃった!」「推しのグッズ、ゲットできた!」

夕食時に再び集まった生徒たちは、それぞれの冒険談を嬉しそうに報告し合っていました。


初めての修学旅行

2日目の帰り道、一人の生徒が話してくれました。

「中学の時、不登校で修学旅行に行けなかったんです。行事には全然参加できなくて…でも今回、ここの仲間と一緒に来られて、本当に嬉しかった」

その言葉を聞いて、この旅行の意味の大きさを改めて感じました。自分たちで企画し、仲間と過ごした2日間。それは単なる観光以上の、かけがえのない経験になったはずです。

「次はどこに行こうか、もう考えてるんです」と笑顔で言う生徒たち。その表情からは、確かな自信と、新しいことへの期待が感じられました。


一人ひとりの「できる」を信じて

奉還町学習センターでは、生徒たち一人ひとりの「やりたい」を大切にしています。それは日々の学習計画だけでなく、こうした行事でも同じです。

「自分たちで考え、自分たちで決め、自分たちで実現する」

今回の修学旅行は、そんな経験を通して、生徒たちが大きく成長する機会となりました。

次はどんな企画が生まれるのか、今から楽しみです。

奉還町学習センターでは、見学・無料体験を随時受け付けています

お問い合わせ:岡山市北区奉還町3-1-30 SGSG

Tel: 086-897-2476(担当:右田)

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