10月18日(土)、通信制高校に通う保護者による講演会を開催しました。当日は通信制高校への進学を検討されている中学3年生の保護者の方々を中心にご参加いただきました。
在校生の生の声からスタート
講演会は、ゲスト講師である榎本尚子さんの息子さん(現在、奉還町学習センターに在籍)による話からスタートしました。
「最初は転校することに不安もありました。でも…」
生徒の立場から見た通信制高校の日常、そして奉還町学習センターを選んでよかったこと。当事者だからこそ語れる、リアルで率直な言葉に、会場の保護者の皆さまも真剣な表情で聞き入っていました。
子育ての試行錯誤を、包み隠さず
続いて、榎本尚子さんによる講演「実際のところ、どうなの?」。
小中学校でのプチ不登校、起立性調節障害、そして全日制高校からの転入―。
榎本さんは、子育ての悩みと向き合ってこられた経験を、包み隠さずお話しくださいました。
「完璧な親でなくていい。完璧な答えなんてない」
教育の専門家ではなく、同じ保護者の立場だからこそ伝えられる等身大の言葉。会場からは、うなずきながら熱心に耳を傾ける姿が見られました。
多くの保護者が抱える「起立性調節障害」への不安
参加された保護者の皆さまの多くが、起立性調節障害に伴う高校進学への不安をお持ちでした。
「朝、起きられない我が子を見るたびに、自分を責めてしまう…」
「高校は朝からだから、また不登校になってしまうのではないか…」
そんな切実な声が、質疑応答の時間に次々と寄せられました。
「罪悪感なく休める」という安心感
奉還町学習センターの学習活動は、午後1時からスタートします。
「午前中は休んでいい時間」
この当たり前のルールが、起立性調節障害を抱えるお子さんにとって、そして保護者の方にとって、どれほど大きな心理的安心につながるか。榎本さんの体験談を通じて、多くの保護者の方が「それなら、うちの子も…」と希望を感じてくださったようでした。
無理に朝起きなくていい。午前中に罪悪感を持たなくていい。自分のペースで学べる―。
通信制高校サポート校という選択肢が、お子さんにとっても保護者にとっても、新しい可能性を開くものであることを、改めて実感する時間となりました。
奉還町名物「あげぱん」で、ほっと一息
講演会の最後には、奉還町学習センターの生徒たちが、奉還町のイベントなどで販売している人気メニュー「あげぱん」を参加者の皆さまにふるまいました。
「美味しい!」「これ、生徒さんが作ってるんですか?」
温かい揚げパンを頬張りながら、和やかな雰囲気の中で個別相談も行われました。
商店街の中にある学習センターならではの、温かいおもてなし。生徒たちの活動の一端を感じていただけたのではないでしょうか。
おわりに
今回の講演会を通じて、多くの保護者の方が「一人じゃなかった」「同じ悩みを持つ人がいた」と感じてくださったようでした。
完璧な答えはありません。でも、同じ悩みを抱えてきた先輩保護者の経験や、実際に通っている生徒の声を聞くことで、少しだけ前に進む勇気が湧いてくる―。
そんな場を提供できたことを、スタッフ一同嬉しく思います。
奉還町学習センターでは、随時見学・相談を受け付けています
「うちの子にも合うかな?」
「実際の雰囲気を見てみたい」
そんな方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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お問合せ
電話:086-897-2476
(受付時間:月〜金 13:00-20:00 / 土曜日 10:00-16:00)
E-mail: info@sgsg.work
火・水・木曜日の13時〜16時には、実際のレポート指導の様子もご見学いただけます。
今回ご参加いただけなかった皆さまも、ぜひお気軽にセンターにお越しください。
商店街の温かさに包まれた学習センターで、お待ちしています。
奉還町学習センタースタッフ一同
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